toggle
2018-07-13

「漆」で生活にうるおいを!

茶蔵10周年目のイベント三昧企画

『漆ジャパン』生活に『うるし』で潤いを!
〜漆で食べる玄米カレーと、漆のお話〜

2018年8月4日(土)
open 11:30 start 12:00〜
会費  2,500円(カレーランチ付き)

自然が生み出した天然の塗料「漆」について、どのくらい知ってますか?
料亭だった我が家には、蔵の中に漆器がたくさん眠っているのですが、実は私も「漆」について詳しいことを知りません。
古くから接着剤としても用いられていて、南部鉄器のツヤを保つために漆が塗られていたり、欠けたお皿を継ぐ「金継ぎ」も漆を使うのだとか。。

縄文時代の遺跡から発掘されたものもあるという「漆器」。
人々の生活の中に取り入れられ、日々に彩りを加えています。

しかし、、
日頃、漆器を使うのはちょっと、、という方も多いはず。

時代を越えて「民藝」が見直されている今、
「漆」に触れ合う機会をつくってみました。

『暑い夏には、辛いカレー!』

漆器で食べていただく料理は、「玄米カレー」です。
料理人は、堀由美さん。(実の姉です!)
柳川で人気を博したマクロビレストラン「ワム」にて、お手伝い経験あり。
普段の生活からマクロビアンで、お料理とお酒が大好きです。

そして料理に欠かせないのが器。姉の紹介で出会ったうつわ屋さんが「多く美や」といい、店主自らが目利きして全国から集めた「道具」を扱っています。

ご縁をいただいたのは、10数年前。茶蔵オープン前に宝来家にて道具の展示会を開催したこともあるので、当時ご購入いただいた方には「その後、道具の具合はいかがですか?」というつながりを大切にしての、今回の「漆の会」でもあります。

多く美やさんの商品。
茶蔵で愛用しているのは『お盆』と
カレーやチャーハンを食べていただく『スプーン』です。

 

 

今回メインとなる「川連漆器」の漆スプーン。

漆のスプーンの歴史は古く、正倉院にて使われていたとあるほど。「木を削り、漆を塗る」日本の伝統でもある漆塗りのスプーンは、日常生活の中でも使う頻度が高く、子どもからご年配の方に至るまで、安心して使える一品です。口に優しく、金属に比べて熱くはなく、大事に使っていただければ、十年は十分に保ち、欠けた場合は塗り直しすることでいつまでも愛用できるとのこと。茶蔵の漆スプーンも10年は余裕で使っていますが、口に馴染んでまだまだ健在です。

『漆ジャパン』生活にうるしで潤いを!講師は、佐賀県鳥栖市より『道具の多く美や』店主の渡邉 正美さんをお招きして、漆と漆器についてお話ししていただきます。

多く美やさん曰く、「漆=ジャパンと云われる所以を、ぜひ日本人には知っておいて欲しい」とのこと。数十年も前から、「漆の木」の減少を危惧し、植林活動を行う。現在は、育った漆の木から「漆を掻く」ワークショップなども開催。漆を身近に感じることのできる機会を増やす活動に取り組んでいます。

当日はどんなお話しが聞けるのか、お楽しみに。ご家庭にある「補修したい漆器」ご持参いただくと、修理してもらえるかも!?

『道具の多く美や』
創業:1982年(昭和57年)
主要取扱作家(順不同/敬称略):荒木 義隆・大泉 恵・大蔵 達雄・さら井 武仁(「さら」は、さんずいに新)・高橋 芳宣・中尾 万作・蓮 善隆・平泉 秀博・藤井 敬之・藤吉 憲典・正木 春蔵・山本 安朗

住所:佐賀県鳥栖市曽根崎町1229-2
TEL:0942-83-1941
FAX:0942-83-1961
http://www.dougu-takumiya.jp/

*お申し込み(要予約)
宝来家旅館/スローカフェ・茶蔵
tel,0972-22-0120

※前日8月3日までにお電話にてお申し込みください。
※参加人数に限りがあります。お早めにどうぞ。

漆とは(wikipediaより)

漆器(しっき)は、木や紙などに(うるし)を塗り重ねて作る工芸品である。日常品から高級品、食器、根付、または車体[1]までと様々な用途がある。狭義には「漆を塗った食器」の意味であるが、それに捉われない。漆を表面に塗ることで器物は格段に長持ちする。

ウルシから採れる加工した樹液をと言い、これを加工された素地(きじ:素材が木の場合には「木地」)に下地工程、塗り工程と、細かく挙げると30から40になる手順を経て漆器に仕上げていく。この工程は漆工と言われそれぞれに名前があり、生産地別で考え出された漆工も合わせると多岐にわたる。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください