スローなカフェは、様々な要素を含ませています。 「のんびりゆっくり過ごせる場所」「生きることを、じっくり楽しむとは?」など、
食を通じて、感じてもらいたいことを発信できたらと思っています。本棚にある書籍たちは、「食」「健康」「環境」に関するものを
中心にセレクト。ご自由に読んでいただけます。
料理 に使われる野菜は「なずな農園」から届きます。 臼杵市野津町にある「なずな」の野菜たちは「宇宙に存在するものは、
すべて循環している」を基本にした「循環農法」によって、土作りから大切に行われる「無農薬・無化学肥料」の野菜たちです。
素材の旨味を生かすことを第一に、化学的なものは一切使用せず、玄米と野菜中心のオーガニック料理をご提供しています。
動物性食品は、「いりこ」「ちりめん」「うるめ削り」「小エビ」など、近海のまるごと食べられる小魚を少しだけ使います。
発酵 という自然の力を借りて出来上がった天然調味料のみを使います。 味噌・醤油・塩糀・甘酒・みりん。
糀は食品本来の旨味を引き出す、日本の伝統食。また、腸内を活性化し体内循環を促進してくれます。
玄米 はもちろん、野菜も『全てをまるごと』使います。ひとつの素材をまるごといただくことで、素材の持つ栄養バランスを保ち、
いのちをまるごといただくことでパワーがでます。
お塩 は、佐伯市米水津間越(よのうずはざこ)でつくられた「なずなの塩」を使っています。 自然海塩には70種類以上のミネラルが
含まれていると云われてます。
食は、いのちを育むこと。日々の小さな一つ一つを繋げていくと、生きて行くために必要なものが見えてきます。シンプルな、
おいしい食事こそ、日々のくらしを豊かにして、元気を与えてくれます。茶蔵では、体の喜ぶ食事は、いのちの喜ぶ食事と考え、
おいしくて体が喜ぶ食事をご提供しています。
「スローカフェ・茶蔵」のあるエリアは、かつて港町だったことから、船頭町と名付けられました。大日寺門前通りは、通称「京町通り」
と呼ばれる通り。料亭の立ち並ぶ通りとして栄えたエリアです。 茶蔵は築85年を越える木造三階建ての、宝来家旅館に併設された
カフェ。戦前は料亭と、ダンスホール、そしてカフェを営業していました。現在、カフェで使用するテーブル、御膳、器などは
当時のものを使用しています。