「人が集うキッチン」を夢見て
茶蔵のある佐伯市は、全国の街がそうであるように、
もれなく中心部が空洞化してます ^_^;
というのも、中心街の活性化についての論議と計画は
20年以上前から行われていたそうで、
その時代とともに、紆余曲折を経て、現状となったのでした。
かつて8階建てのデパートがあった大手前商店街は
2016年になったいま、空き地と駐車場に囲まれたエリアとなりました。
そんな今日ですが、この佐伯の中心地をどのように活用していくか、
この2年の間に市民会議が佐伯市によって行われ、ようやく骨子もまとまり
設計のコンペも開催され、大体の図面も見えてきたようです。
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これまでの動き、佐伯市HPより
大手前開発 基本計画
佐伯市中心市街地活性化基本計画(全編) 平成28年4月〔PDF〕
中心市街地活性化基本計画
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中心市街地の最大の目的は、
「人の集う街」
計画の中に「まちの部屋」という考えがあって、
食育推進のためのキッチンが設けられるそうです。
佐伯市の進める「食のまちづくり」にとって欠かせないもの。
だけど、単純に、調理室だと
現状のものと変わらないものになってしまい、
誰もが利用でき、集える空間となりえるのかな?
と考えてしまいます。
現状案の
子育て支援室と隣り合っていること、
ガラス張りで中の活動が見えること、
などは、とても良いと思うのだけど、
もう少し、誰もが集いやすくできるには、
ただ料理を学びに来た人のためだけの空間ではない、
より開かれた空間にすることが大事かと。
例えば、「図書室」と連携させて、
ブックカフェならぬ、ブックキッチンにして、
お母さんが料理をする横で、子どもが絵本を読んだり
料理の本をさっと広げられるスペース。
シアター機能もあって、映像を見ながらワークしたり、
映画を見て、インスパイアされて調理をしたり、、
さらには、広場で、地産地消のマルシェが開催されて、
佐伯の豊かな海の幸、山の幸が並んだ食材を購入した観光客が、
その場で調理して食事を楽しめるスペース。
そんな賑わいを創出できる空間にするためには
どんなキッチンが理想的ななのかな〜?と想像してしまいます。
「キッチンはこういうもの」という既成概念にしばられることなく、
人と人との化学反応の生まれる場所をつくりだすという考え方。
おもしろい記事を見つけたので、こちらにリンク
そして、出来うることなら、まちなかに田畑があったら素敵です。
広場の一角は、
小学生が地元の農家さんに教わりながら育てる作物畑。
または、市民農園でも楽しそう〜。
できることなら、無農薬・無化学肥料で!!
地域の農家さんが来て、農業指導。
近所のこどもたちが来て、作物作り。
その土台があれば、
地域住民が集い、
観光客も集う。
そんな気がするんだけどな〜。
夢は、どんどんと膨らむのでした!!
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